工作の定番 貯金箱

夏休みといえば「読書感想文」。それともう一つ...工作です。

そして工作といえば...そう、貯金箱です。

読書感想文を何とか終えた娘には工作というミッションが残っています。

どちらも出来たらやってねの努力目標のようなもんみたいなんですが、余力があるのでやってみましょう。

基本的には何でも自由に作ってよいみたい。自由といわれると意外と悩む。

たいして発想も豊かではないので夏休みの工作といえば貯金箱くらいしか思い浮かばない。

娘もオリジナルで工作という経験がないそれほどので要領を得ず、よくわかんないから貯金箱いいかなってな感じ。

じゃあ貯金箱を一所懸命作ろう。

学校からのプリントを見てみると、貯金箱はゆうちょのコンクールがあるみたい。せっかくなんでそれに出すつもりで作ってみよう。とはいえ実際にどんなものが出来上がるかはわからないので実際に出すかどうかは?ですが、意気込みだけでも。。。

ということでまずはどんな貯金箱を作りたいか娘に聞いてみます。

ほぼ即答で猫の貯金箱がいいんだそうで。理由は猫好きだから。

ゆうちょのHPでコンクール作品をチラ見したら、どれもたいそうなからくりが仕掛けられています。

これはちょっと...難しい。早くもコンクールはやめとくか、という気になってきたんですが、一応なんかからくり的なもん思いつくかどうか聞いてみると

・猫の背中にお金を置いて、顎を撫でるとお金が入る

・お金を入れるとしっぽと耳が動く

なんてことを言い出しました。

発想は素晴らしいんですが、仕組みはどうすんの?

 娘と話し合いながらおおまかな構成は決めましたが、あとはやってみないと何がどうなるかわかりません。

ダンボールで骨格を作り、それに紙粘土を張り付けて造形する。

・頭はテニスボールに紙を巻いてテープでとめ、それに紙粘土を張り付ける。固まってきたらあごの部分を切ってボールを取り出し粘土で補修する。

・胴体と頭を下で蝶番のようなものでつなぎ、首の後ろが可動するようにして顎を撫でるとお金が入る、という仕組みを作る。

・体内にシーソーのようなものを仕込んでお金が入った反動でしっぽが動く仕組みを作る。同時に耳を動かす仕組みまでは思いつかなかったので、それは断念。

とまあとりあえずこんな感じだそうです。そんなにうまくいくかどうか。。。

まずはチラシで骨格を作ってみましょう。それを型紙にしてダンボールをカットします。

まず頭。

テニスボールにチラシをまいて

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ビニールテープで固定

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で、余分はハサミでカット

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これで頭完成です。カンタン

後はこの頭に合わせて胴体を作ります。まず腹側の箱を作ってから、その上にドーム状に身体を作っていきます。

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何だかんだで出来上がったのがこんな感じ。

これをバラシて型紙にします。

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これが型紙ですねー。これを段ボールに写して。。。

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 ハサミやカッターでカット

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カットしたダンボールでパーツを組みなおせば粘土を貼る前の骨格が完成。

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 次はこの上に紙粘土を貼っていきます。

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で、そのあと中のからくりを作ろうと思ったんですが。。。猫の体内に仕込めるサイズでうまく機能するシーソーを作るのは思ったより難しく、素材選びの段階から難航して結局断念してしまいました。

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試行錯誤の産物として無駄に変形させられたスプーンです。

私が作ろうと思えば作れたかもしれませんが、子供ができないと意味ないんで。。。

でもあご撫ででお金が落ちる仕組みは何とかできそう。

頭と胴体を下でつなぐ蝶番はダンボールを折って簡単に作りました。両面テープで貼って、その上からビニールテープで補強。

さっと書いてますがここまで2日かかってます。

さらにここから粘土を一晩乾かして色を塗ります。

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胴体と頭は下の蝶番でつながっているだけなので、大きく隙間が空いています。それを覆うようにスカーフをまくような感じで布を巻きます。

後頭部にお金を滑らせる滑り台のようなものを段ボールで作って接着。

お金が落ちて入っていく部分の布に切れ込みを入れ、顎を上げることで後頭部に置いたお金が上手く滑り落ちてくれるように調整できれば完成です。

これ文字で書くと何が何だかさっぱりですね。完成品のバックショットはこんな感じ

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とにかく何とか完成はしました。でもコンクールはコロナの影響でなんだかややこしそうなんで、出さないかも。本人もそこにはあんまりこだわりないみたい。まあ出したところでって感じですが。。。でもちゃんと完成したんで満足です。