読書感想文の書き方?

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夏休みには「読書感想文」という宿題が出ることが多いです。

娘のところは出来ればやってみて的な感じで読書感想文の宿題が出ています。

まあめんどくさいからしたくないですよね。

娘は比較的勉強好き、読書好きなほうですが強要されると楽しくなくなってしまうので、はかどりません。

私も子供のころは読書感想文なんて大嫌いでした。

でも国語は嫌いではありませんでした。物語を読んだり字を書いたりすることは好きでした。今思えばその辺をうまく拾って色々教えてくれればもっと賢くなっていたかもしれない...なんてことはないな。地頭が良くない。

とはいえ読書感想文の書き方ってやつをちゃんとしっかり教えてもらった記憶はありません。あります?聞いてなかっただけかな?

娘もしっかりと教えてもらってはいないとのこと。

ちゃんと教えてもらって思ったように書けるようになればちょっとは楽しくなるんじゃないでしょうか?

というかちゃんと教えずに書けって言われても、そりゃあ無理でしょう。

それで無理やり書かされて苦痛な挙句、出来上がったものは自分でもしっくり来てないうえに評価も大したことないとなれば達成感はゼロ。誰でも嫌になります。

まあ学校で一度にたくさんの生徒にわかりやすく読書感想文の書き方を教え込むのは難しいでしょう。覚えたり理解したりすれば終わりのことではないですからね。

てなわけで読書感想文の書き方ってやつを考えてみましょう。

あくまで私の考える読書感想文なので、立派に出来上がって賞まで狙えるなんてことはないですよ。うちの娘ができるだけ楽しく取り組めて、それなりのものが出来上がる、というための考察です。あしからず。

●本を選ぶ

まずは本選び。基本は好きな本読めばいいと思いますが、漫画や絵本は最終的に文章に起こさないといけないのでやめときましょう。字ばっかりが嫌なら挿絵がたくさん入ったやつでもいいかな。

娘と相談しながら食いつきのいいものを選びます。何だったら話が面白くなるところまで序盤は一緒に読んでもいいかな。それくらいいいでしょ。

●本を読む

本を読み始めたら、その本の内容についてちょこちょこ話します。読んでる途中でもいいです。「どこまで読んだの?」「続きが気になるから早く読んで教えて。」「その場面はどういうこと?」「その登場人物はなんでそんなことしたん?」などなど、本を読み続けることのモチベーションが下がらないように、次の展開が気になるように持っていきます。私は本の内容について娘が一所懸命話くれるのが楽しいのでこの作業は好きです。しつこくすると嫌がられます。

こうすることで本の内容に対して自分の考え、感想が持てればなおよしです。

そんなこんなで何とか本を読み終えてもらいましょう。作文はこれからです。

●書く

おおまかに書くことは4つ。

1. 本を選んだ理由

2. 本のあらすじ

3. 本の内容についてどう思ったか

4. 本を読んだ後にどう思ったか

3と4の差が分かりにくいですが1つづつ考えていきましょう。

1.本を選んだ理由

 本を選んだ理由はたいてい「おもしろそうだったから」です。そっから話を広げましょ。どこをどう見て面白そうと思ったのか。どんな理由でも否定しません。パッと見た表紙の絵に惹かれたとか、挿絵がかわいかったとか、お母さんが勧めてくれたとか、何でもいいんじゃないでしょうか。どんどん話を広げましょう。

その本のどこに引っかかって選んだのか。結果的にその本を選んでいるのですから何かしら理由があるはずなんです。「ただ何となく」でもなぜその本に行きついたのか。なぜか目に留まったとか、何にも考えずに手に取ったのがそれだったとか...出来るだけ細かいところまでたどります。

そしてそれを二人でメモります。で、そのメモを見ながら文章に起こしていきましょう。

「私がこの本を選んだのは~~~だったからです。」

これでもいいでしょうが、私的には読んでて面白くない。まあそのへんは娘の話を聞きながら娘の語彙力に合わせて書いてもらいましょう。話をする中で「それそのまま書いたらええやん」てことが出てくると思うので、そんな感じで進めます。ただあまりにも文法が変なところくらいは修正します。基本的な文章への起こし方はどのセクションでもこんな感じです。

2.本のあらすじ

小学校低学年にとって一冊の本を端的にまとめるという作業は結構難しいんじゃないでしょうか?

物語であれば基本的なあらすじはたいてい「誰が・何して・どうなった」ということになるでしょう。

「誰が出てくんの?」「その子はなんでそんなことしたん?」なんてことを話しながら「誰が・何して・どうなった」かを探り、「要はこういうことでしょ?」という結論を導き出してもらいます。メモりながら文章にしていきましょう。

3.本の内容についてどう思ったか

ここからが感想ですね。まずは本の内容、登場人物の行動とか思考、環境や状況、巻き起こる出来事などなど印象に残っている場面やセリフなんかをピックアップしてそれに対して思うことを書き出します。別に立派な感想じゃなくていいです。ただただ思ったことを書き出してまとめていきましょう。

「誰々がこんなことしてこう思った」とか「こんなことが起きるなんて予想してなかった。びっくりした」とか思ったことを書けばいいと思います。

4.本を読んだ後にどう思ったか

これは「3.」の感想とはちょっと違います。ラストのまとめの部分になるので「3.」では本の内容についてああだこうだと感想を述べますが、最後は「この本は結局こういうことが言いたかったんじゃないの?」というところを書きたいです。

そのままストレートに娘に聞いちゃいましょう。

「この本は結局何が言いたいの?」

それに対する答えと「その本が言いたかったこと」に対してどう思うかを最後に書ければいいんじゃないでしょうか。

ここまで書ければ結構なボリュームになっているかもしれません。字数制限に収まるように調整し、校正していきましょう。

 

とまあ、だいたいこんな感じをイメージしてますが、上手くいくかどうか(^^;)

作文のクオリティよりも楽しく文章をつづることができるかってところを重視したいですね。特に小さいうちは。

終始子供とがっちり話をしながら進めていく形になりますので、子供と話すことがちょっとめんどいな、という方には向いてないかもしれません。

私はよそのお子さんと話すのは苦手ですが、娘とのお話はどんなことでも楽しいのでこのやり方でいいです。

結構べったり付きっきりなイメージですが、初めはこれくらいで教えてあげないと小学校低学年に楽しく読書感想文を書いてもらうことなんてできないのでは?こんな感じで繰り返していけば最終的に作家気分で楽しく作文できるようになってくれるかなー、なんて思ったりしています。

親も子も楽しめるもっといい方法あるよって人がいたら教えてください(^^)